目、耳、鼻、口の病気
涙目(先天性鼻涙管閉塞)
鼻涙管(びるいかん:涙を鼻の穴に導く管)から鼻腔(びこう)に通じる部分が閉じて、涙が鼻に流れることができないために、涙が常に目に溜まる病気を、涙目(先天性鼻涙管閉塞)と言います。涙嚢(るいのう:鼻の付け根にある、涙を溜める部分)に溜まった涙には、細菌が繁殖しやすいため、目ヤニがたくさん出ます。
涙目(先天性鼻涙管閉塞)のケアポイント
- 清潔なガーゼをお湯に浸して、目ヤニをこまめに拭き取ってあげましょう。
- 目が腫れたり、赤くなったり、膿がでてきたりする場合は、すぐに眼科へ行きましょう。
さかさまつ毛
さかさまつ毛は、下瞼(まぶた)のまつ毛が内側を向いて生えている状態のことを言い、それが角膜にあたることで、角膜に傷をつけます。
さかさまつ毛のケアポイント
特別な治療は必要としませんが、赤ちゃんが目をよく擦っていたら、眼科へ行きましょう。
斜視(しゃし)
斜視(しゃし)は、正面を見たとき、黒目部分がまっすぐ前を見ずに、
ずれている状態のことを言います。赤ちゃんに多いのが儀内斜視(ぎないしゃし)ですが、斜視かどうか不安がある場合は、重大な病気が隠れている恐れもあるので、
眼科、小児専門眼科を受診するようにしましょう。
儀内斜視(ぎないしゃし)
赤ちゃんは鼻の上の部分(目と目の間)の肉が厚いため、
横を見たときに、黒目が内側に入りすぎているように見えることがありますが、
目の機能には問題ありませんし、自然に治ります。
内斜視(ないしゃし)
黒目が内側によっているものですが、生まれつきのものと、
遠視が原因の調節性内斜視(ちょうせつせいないしゃし)とがあります。
調節性内斜視(ちょうせつせいないしゃし)の場合は、遠視用メガネをかけて矯正することで改善できます。
外斜視 (間欠性外斜視:かんけつせいがいしゃし)
黒目が外側によっているものですが、普段はまっすぐで、遠くを見るときなどに片目が外側にずれます。視力は正常に発達することが多いです。いつも外側によっている場合は、小学生になるまでに手術をして治します。
外耳炎(がいじえん)
耳の入り口から鼓膜までを外耳道と言いますが、
この外耳道の毛穴にバイ菌が感染し、
炎症を起こすことを外耳炎と言います。
症状
- 傷にできたおできが化膿すると37℃台の熱を出すこともあります。
- 耳を触ったりすると、とても痛がります。
外耳炎(がいじえん)のケアポイント
- 赤ちゃんの耳垢(じこう)を無理して取らないようにしましょう。
- 回復してくると、かゆがりますが、かかせないように気をつけましょう。
鼻血
傷ついた鼻の粘膜にバイ菌が感染し、炎症を起こし、出血することを鼻血と言います。
鼻血のケアポイント
- 頭を高くして、おじぎをさせるように少し前に傾けてあげましょう。
- 小鼻を指で5分くらい押さえてあげましょう。
- 鼻に何かを詰める場合は、ガーゼや脱脂綿を丸めたものに軟膏をつけて詰めてあげましょう。
- 鼻の穴をいじらせないように、爪は短く切ってあげましょう。
- 出血が多量だったり、何度も繰り返したりする場合は、大きな病気の恐れがあるので、念のため病院へ行きましょう。
鵞口瘡(がこうそう)
鵞口瘡(がこうそう)は、口の中や下唇などに、ミルクかすのような白い斑点(カンジダというカビ)ができる病気です。ガーゼなどで拭いても取れません。
鵞口瘡(がこうそう)のケアポイント
- 抗真菌剤を使って治療しましょう。
- よだれをこまめに拭いてあげましょう。
- 放っておいても、数週間で自然に治りますが、ミルクの飲みが悪いようなら、早めに病院へ行きましょう。
口内炎
口内炎は、真ん中が白くて周りがピンクの小さな潰瘍が、口の中にできる病気です。ストレス、栄養の偏りなどが発症の主な原因ですが、ウィルス感染、細菌感染などによる口内炎もあり、その場合は発熱する恐れもあります。
口内炎のケアポイント
- 口あたりの良い食べ物を用意してあげましょう。
- 口内炎がたくさんできている場合は、食欲が落ちてしまうため、小児科に相談しましょう。