呼吸器の病気
百日咳(ひゃくにちぜき)
百日咳(ひゃくにちぜき)は、百日咳菌が咳やくしゃみなどによって感染し、1~2週間の潜伏期間を経て発症します。1歳以下の赤ちゃんに多く見られる病気です。
百日咳(ひゃくにちぜき)の症状
最初は風邪のような咳から始まり、
その後、顔を真っ赤にさせて咳込むようになり、
激しい咳で呼吸が止まる場合もあるので、注意が必要です。
咳の最後に息をたくさん吸い込むため「ヒューッ」と言う音がでます。
チアノーゼ(顔や唇が紫色になる)や痙攣(けいれん)を起こすこともあります。
百日咳(ひゃくにちぜき)のケアポイント
- 月齢の低い赤ちゃんほど重症になりやすいので、早めに受診しましょう。
- 予防接種は生後3ヶ月から受けられますので、早めに受けるようにしましょう。
- 咳がひどい時は、たて抱きにして背中をさすってあげましょう。
- 冷たい風、煙、ほこりなどは咳を誘発させるので、生活環境には注意しましょう。
- 泣いたり、興奮したりすると、気管が刺激されて咳を誘発しますので、赤ちゃんの感情に配慮しましょう。
- 満腹になると咳が出やすくなるため、栄養のあるものを少量ずつ分けて与えましょう。
グループ症候群(咽頭炎)
グループ症候群(咽頭炎)は、咽頭(声を出すところ)が炎症を起こして腫れる病気です。
グループ症候群(咽頭炎)の症状
最初は風邪に似た症状ですが、その後「ケーン、ケーン」と犬が吠えるような独特の咳がでるようになり、ひどくなると、声がかすれたり、息を吸う際に「ゼー、ゼー」と音がしたり、呼吸困難、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる状態)などの症状が見られる場合があります。
グループ症候群(咽頭炎)のケアポイント
- 脱水症状を防ぐために、こまめに水分補給をしてあげましょう。
- 湿度を保つために、部屋に加湿器を置いたり、濡れたタオルなどを干したりしましょう。
- ミルクやアイスクリームなど欲しがるものは与えてあげましょう。
- 夜間に症状が進行することが多いので、赤ちゃんの隣で眠るようにし、様子を伺いましょう。
気道内異物
気道内異物は、1才前後の幼児に多い事故で、変なものを口に入れ、
喉に詰まらせてしまったり、ピーナッツなどの豆類をそのまま飲み込んだりすることで、咳込んだり、むせたりすることを言います。
気道内異物の予防
赤ちゃんは何でも口に入れてしまうので、
豆類やボタンやビー玉などの口の中に入るような小さなものは、
赤ちゃんの手の届かないところに置きましょう。
このような場合はすぐに病院へ
- 喉がゴロゴロする。
- 小鼻がヒクヒクする。
- 顔や唇が真っ青。
- 咳込んで顔色が悪い。
- 呼吸が苦しそう。
- 異物が気管に入った恐れがある時。
応急処置の手順
- すでに呼吸が「ゼー、ゼー」していて、呼吸困難を起こしている場合は、すぐに救急車を呼びます。
- 次に、口を開けて口内を見て、異物が上手く取れないない場合は、無理をせず病院に行きましょう。
- 自然に咳がでて、口の中のものが飛び出す場合もあるので、いきなり子供を揺さぶったり、逆さにしたりせず、少し様子を見ます。
- 子供を逆さに抱きかかえ、平手で背中を強く叩きます。また、後ろから抱きかかえたまま、胸を瞬間的に強く圧迫します。
- 数回試しても吐き出さない場合は、一刻も早く病院へ行きましょう。