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産むぜベイビー!トップ > 産むぜ!インタビュー > 第1回 仕事と育児を華麗にこなすmoreer【マリア】vol.1


「子供にとって大好きなママ」になることを目下の目標とする杉浦さんは、現在IT関連企業に勤務しながら、育児をしているmoreer(マリア)。
多忙を極める中、2004年7月にご出産。仕事と育児を両立することを決意した自らを 「生まれつきの楽天家」と評する杉浦さんの当時の心境と今を追う。

妊娠した当時の職場での役割、
責任の重さはどのようなものでしたか?

取引先のホームページ運営(ディレクター的役割)を任されていました。デザイン、取材、撮影、そしてプレゼントやイベントの企画進行作業をスタッフと一緒に行っていました。また、チームで業務にあたっていたので、クライアントへの提案や折衝を含め、業務がきちんと進行できるようにスタッフの指導も大切な役割でしたね。

そのような役割ですと、
仕事はかなり忙しかったのではないですか?

個人的な性格で、大変だったり辛かったりしたことは、忘れてしまうので(笑)、「忙しかった!」ということぐらいしか覚えていませんが・・・。ルーチンワークでなければどの仕事でも同じと思いますが、企画やデザインなど、何もないところから何かを生み出すのは大変な作業でした。ただ、非常に仕事は充実していて、毎日がとても楽しかったです。

このように多忙を極め、また充実した日々を送っていたにも関わらず、
どうして「子を持とう」と考えたのですか?

「一人は子供を持つ」ということは、自分の中で特別なことでなく、ごく自然なことでした。
仕事と天秤にかける対象ではありませんでしたね。
生まれつき楽天家なので、子供を持つことで「さらに楽しい毎日!」は想像しても、充実した日々の妨げになるとは思わないと言うより思いもつきませんでしたね。(笑)
難しく考えて具体的に色々と心配したら、尻込んでしまったのかもしれませんが・・・。
「子供のいる幸せな家庭像」だけが頭に浮かんでいて、マイナス要因は考えられませんでした。

出産後、仕事と育児を両立させることに、
不安はありませんでしたか?

当初不安はありました。
子供が急に熱を出したり、予期せぬ事態が起こったりした 場合に、私が現場を離れ、子供の面倒を看なければならないことで、スタッフやクライアントに迷惑をかけたりしないか等、仕事のクオリティが低下することを懸念しました。

それでも、仕事と育児を両立させることを選択した理由は何ですか?

そうですね、理由としては3つあったと思います。

  1. 辛い妊娠生活にも関わらず、臨月まで仕事を続けることができたという事。
  2. 仕事と育児を両立させやすい職場環境が整っていたという事。
  3. もっとも身近な存在である夫の理解があったという事。

(1)私はつわりの症状がひどくて、通勤電車が地獄のようでした。一駅毎にホームに降りて空気を吸わないと、気持ちが悪くて電車の中で気を失ったこともありました。もちろん周囲の人々の援助もありますが、このような状況下で仕事を続けられたことで、人間として成長できたと思います。


(2)もし、二重保育をして、毎晩10時まで働かなければならない仕事であれば、現実的に仕事と育児との両立は難しかったと思います。ただ、私の場合、臨月まで働いていて実感したのですが、会社がその点について非常に理解があり、スタッフみんなも協力してくれたので、業務への支障に対する不安はほとんどありませんでした。


(3)夫が両立に関して私に「まず無理しすぎないこと。やりたいようにやってみて、自分らしくいられるなら、それが一番だね。」と言ってくれました。これは非常に大きな心の支えとなりました。本当にいい夫です(笑)。あらためてそう思いました。


このような理由から、仕事と育児を両立することを選びました。

実際に仕事と育児を両立してみて、想像していたものとは違っていましたか?

大変だろうな~とは思っていたものの、こんなにバタバタとしていて、毎日があっという間だとは思いませんでした。毎日子供を寝かしつけると、とりあえずホッとしますが、夜は夫の援助がまったく期待できないので、その後も片付け、洗濯、明日の準備など、やらなくてはならないことがたくさんあり、かわいい子供の笑顔がなければやっていけないかも!というところです。

中でも、どのようなことが特に大変ですか?

食事や洗濯など日々の生活自体大変ではありますが、なにより(子供は)お人形ではなく「生きている」ので、忙しい時にグズって言う事を聞いてくれないことが一番大変に感じます。例えば、会社から帰宅して、大急ぎで夕食を作っている時に「ねぇ~、一緒に遊ぼう」とか、急いでいる朝になかなか服を着ないとかがとっても大変ですね。

ご主人との育児分担はどのようにしてるのですか?

朝は基本的には夫が保育園に連れて行ってくれます。ときどき私が「母子家庭」と愚痴を言ったりしていますが、家にいる時はできる限りのことをしてくれます。本当に助かっています。

忙しい中でも育児において、心がけていることはありますか?

時間の許す限り、たくさん子供と触れ合うことですね。中でも、言葉が通じていないと分かっている時でも、悪いことをした時などには、子供の目を見てしっかりと、どうして悪いのかを説明するようにしています。

子供に対して後ろめたさを感じることはありますか?

あまり手作りの夕飯を作ってあげられていない等、色々とありますが、やはり公園やスーパーなどの子供の遊び場に、あまり連れて行ってあげられていないことに後ろめたさを感じますね。兄弟が今はいないので、どちらかと言えば、大人のライフスタイルに子供を合わせてしまっていますね。

それでも仕事を続ける両立の醍醐味とはどのようなものなのですか?

保育園の他のママを見ていても、みんなとっても忙しそうで、慌ただしくしていますが、元気でいきいきしている気がします。それぞれが社会的に役割を持って、必要とされることがある中で、育児に従事することは何よりもやりがいを感じるものだと思います。

最後に一言お願いいたします。

出産しても仕事を続けるということは、一般的に思われているほど特別難しいことでもないけれど、それほどかっこよく華やかなことでもなく、むしろ地味~な毎日の連続。でも、間違いなくお金や時間じゃ買えない喜びや楽しさもあります。両立をするかどうかは個人の自由だと思うのですが、実際に働きたいと思っていても、小さな子供がいながらの働き口がなかったり、保育園に入れなかったりするケースがあって、それは両立以前の問題なので、解決すべき課題だと思います。

さらに世の中に改善して欲しいことと言えば、本当に少子化に取り組むなら、お父さんがもっともっと育児に関われるような「制度」が、「実際に取得できるような形」でたくさんの企業に導入されることです。「子供に人見知りされた」のを笑い話にしているままでは、自立した女性が増え、考え方が多様化していく今後、少子化は進む一方かも。



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