妊娠10ヶ月のママの状態
子宮が下降します
赤ちゃんが骨盤内へ下がってくるとともに、子宮底も下がってきます。心臓や肺、胃への圧迫が和らぐので、動悸、息切れは軽くなり、食欲も増してきます。しかしながら、子宮が下がった分、膀胱(ぼうこう)が強く圧迫されてトイレがさらに近くなり、夜中も尿意を感じて何度か起きるようになります。太ももの付け根や恥骨のあたりも押されて、つるような痛みを感じることもあります。
こうした症状のほとんどは、ママの体がお産に向け、着々と準備をしている証拠ですが、中には心配な症状が隠れていることもあります。この頃から妊娠検診が週1回になりますので、きちんと受診しましょう。
胃のつかえが解消されて食欲が増します
胃のつかえが解消されると、驚くほど食欲が出て、1回に食べられる量が増えます。しかしながら、この頃は赤ちゃんの膵臓(すいぞう)が完成しているため、ママがたくさん食べると、赤ちゃん自身の力で血糖値を上げ、お腹の中で一気に大きくなる恐れがあるのです。さらに、ママの産道にも脂肪がつくため、難産になりやすくなります。この時期の太りすぎには特に注意が必要です。
体重増加の上限は10kgです。1日の食事量を6回程度に小分け食いすることで、食欲を上手にコントロールしましょう。
お産準備の兆候に注意しましょう
- 出産予定日は妊娠40週0日ですが、37週0日から40週0日までは正期産と言います。つまりこの頃になると、いつ出産してもおかしくないのです。いつお産が始まっても良いように準備するとともに、お産の兆候に注意しましょう。
- お産開始の兆候は破水、おしるし(少量の出血)、前駆陣痛です。破水か尿か迷ったら、早めに受診しましょう。
- おしるし(少量の出血)があると、数日後にお産が始まるケースが多いようです。出血があった時はたとえ少量でも受診しましょう。
- 前駆陣痛があると、たいてい1~2日以内に本当に陣痛がくることが多いです。通常は規則的な陣痛(子宮収縮)がきてから入院します。不規則な陣痛の場合でも、お腹が痛くなったら、心配な痛みの可能性もありますので必ず受診しましょう。
- 外出時には、おしるしや破水に備えて、替えの下着、ナプキンなどを入れておきましょう。