妊娠9ヶ月のママの状態
胃のもたれ、動悸、息切れなどの症状がでてきます
みぞおちのあたりまで届くほど大きくなった子宮が、胃や肺をもち上げ、心臓を圧迫するようになります。このため、胃がもたれたり、動悸や息切れなどの症状が目立ってきます。胃が子宮に押されると1回に食べられる量が減ります。そのため、すぐにお腹が空きますので、食事回数を増やすのが良いでしょう。ただし、お菓子などの間食で回数を増やすのは避けましょう。栄養バランスの良い食事を5~6回ぐらいに分けて食べる「小分け食い」を取り入れてみましょう。
この頃には、血液の循環量が妊娠前より30%以上多くなって、心臓、肺、腎臓など、すべての内臓への負担が大きくなります。心拍数が増え、動悸や息切れをほとんどのママが感じますが、症状の重い場合は早めに受診しましょう。
トイレが近くなります
トイレが近くなったり、残尿感があることが多くなります。
子宮が膀胱(ぼうこう)を圧迫して、容量が少なくなるためです。ただ、トイレの際に痛みや濁った尿がでる場合は、膀胱炎の可能性がありますので受診しましょう。また、尿意を我慢すると膀胱炎の原因になりますので、トイレは我慢しないようにしましょう。
咳やくしゃみで、下腹部に力が入ると、尿が少し漏れることがあります。腹圧性尿失禁と言って、お産が近くなったママにはよく見られるトラブルです。ホルモンや大きくなった子宮の影響で、内臓を支えている骨盤底筋群(こつばんていきんぐん:骨盤の底にある筋肉)が緩んだり、疲労したりするためです。ただし、破水(はすい:羊水が流れ出す現象)の可能性もありますので、尿と区別がつかないときは主治医に相談しましょう。※羊水は無色無臭
むくみやすくなります
妊娠後期には、多くの血液循環量が必要になるため、ママは血液の水分量を増やすことで血液循環量を増やします。また、血がさらさらになり、赤ちゃんに栄養や酸素を与えている胎盤の血液の流れが良くなります。これを「生理的な水血症」と言い、大事なママの体の仕組みです。しかしながら、水っぽい血液からは水分も染み出しやすく、「むくみ」の原因となります。この頃のむくみは大部分が生理的なものなので、朝にむくみが消えていれば心配ありません。また、とくに水分を控える必要はありませんので、お茶などのカロリーのない水分は十分に摂りましょう。むくみ対策には、足の下にクッションを置いて足を高くした姿勢で寝ます。また、体の左側を下にして横向きに寝ると効果的です。