クラミジア感染症
クラミジア感染症とは
クラミジア感染症とは、STD(性感染症)の一つです。病原体は0.3ミクロンほどの大きさで、細菌とウイルスの中間的な存在です。クラミジア・トラコマチスという病原体により、膣に炎症がおこる病気で、16~25歳の若い世代に多く発症している病気です。
クラミジア感染症の症状
クラミジア感染症は、あらゆる性行為により感染します。セックスはもちろん、オーラルセックスやディープキスでも感染します。自覚症状がほとんどなく、気づいたらかかっていたというような、性病の中でも最も患者が多い病気です。
女性がこの病気にかかった場合の症状は以下のようなものです。
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陰部から唾液のような液が出てくる
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おりものが増えたり、臭いや色が変わる
自覚症状が出てくる場合は、性交渉の1~3週間後です。クラミジア感染症は膣炎の1つですが、子宮、卵管、卵巣、骨盤腹膜に広がり、重症になることもあるので注意が必要です。重症になると、以下のような深刻な病気になる危険性が高まります。
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子宮頸管炎(しきゅうけいかんえん)
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卵管炎
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骨盤内腹膜炎
クラミジア感染症の検査方法
クラミジア感染症の検査方法の代表的なものとしては、以下に挙げる3つがあります。
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PCR法
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LCR法
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蛍光抗体法
(1)PCR法や(2)LCR法は、核酸増幅診断といって、特殊な装置を用いて遺伝子を増幅することで、クラミジア・トラコマティスの存在の有無を確認する方法のことです。病原体の細胞が少しでもあれば発見できるとされ、感度は非常に良いですが、あまりに感度が良すぎるために誤診をしてしまう危険性もはらんでいます。また、機器や試薬が高価であるために、クラミジア感染症の検査に5,000円ほどかかっています。
(3)蛍光抗体法は、検査官が顕微鏡を使って、クラミジアの病原体を発見していきます。具体的には、蛍光塗料のようなものをあらかじめつけた抗体を使って、その抗体がクラミジアの病原体にくっつくことを利用して、クラミジア感染症の存在を確認します。この方法は、顕微鏡を見る人の技術が要求される上、手間のかかるのが欠点ですが、その反面、目でクラミジア感染症を見ているので、クラミジア感染症がいくつくらい見えるのかということから症状の程度が分かるため、正確な判定をすることが可能となります。
他人に見られるのはちょっと抵抗があるという方へ
専門医に診てもらうことが最良ですが、時間がない、他人に見られるのはちょっと抵抗があるという方は、前もって検査キットを使って、セルフチェックすると精神的なストレスも軽減されると思います。
クラミジア感染症の治療法
クラミジア感染症に効果の高い抗生物質を、約2週間ほど服用することで治ります。
クラミジア感染症の赤ちゃんへの影響
妊娠した状態で感染した場合には、赤ちゃんが産まれるまでに直しておかないと、赤ちゃんが産道を通る際に感染してしまう恐れがあるので注意が必要です。また、妊娠した状態で初めて感染すると、流産する可能性が大きくなるので、こちらも要注意です。赤ちゃんが産まれてくる際に産道感染すると、結膜炎や肺炎を起こしてしまいます。
クラミジア感染症の予防法
コンドームの使用がすすめられていますが、オーラルセックス、ディープキスでも感染するため、完全な予防にはなりません。お互いにクラミジア感染症の可能性がないかチェックすることが重要になります。
クラミジア感染症の注意点
ほかのSTDと同じように何か異常を感じた場合には、セックスパートナーとともに治療するようにしましょう。女性が治療しても、男性側が治療していなければ、いつまでも再発してしまいます。男性はなかなか症状があらわれないため、治療してくれないことが多いですが、お互い話し合った上で二人ともが治療するようにしましょう。